若い頃はすぐに体重が落ちていたのに、年齢を重ねるごとに体重は落ちにくくなりますよね。
体脂肪を減らすために食事制限や運動を頑張っているのになかなか減らないと諦めモードになっていませんか?
体脂肪が減らない原因や対処法を見ていきましょう。食事や運動、生活習慣の見直しポイントを知れば確実に体脂肪を落とすことができますよ。
体脂肪が減らない原因
体重は減っているのに、体脂肪が減らずに体が引き締まらない人も多いです。体重よりも見た目を良くしたいと感じていませんか?
齢を重ねると新陳代謝が年々悪くなっていきますよね。
筋肉をつけながら見た目も絞る食事や運動方法についてもお伝えします。それでは早速体脂肪が減らない原因について知っていきましょう。
BMIで肥満度チェック
体脂肪率が計れないという人はBMIで肥満度をチェックしましょう。
【BMI計算式】
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
目標体重=目標BMI×身長(m)×身長(m)
最も病気にならない数値は22とされています。
170㎝で60キロの場合は60÷1.7÷1.7=20.7
日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「痩せ」18.5以上25未満が「普通」25以上が「肥満」となっています。
体脂肪とは少し違いますが、自分の体重についてBMIで簡単にチェックできるので意識してみて下さいね。
女性より男性の方が燃焼しやすい
体重が落ちても脂肪が減らないのは体重が落ちる過程で筋肉も落ちるからです。
筋肉を脂肪を燃焼させるので、女性よりも筋肉量が多い男性の方が効率的に痩せやすくなります。
女性は冷えから守るために脂肪を蓄えやすくなっているので脂肪燃焼は男性が有利と言えるでしょう。
体脂肪を燃やしたければ筋肉を増やすことが1番です。是非痩せるだけでなく体脂肪を落として素敵な体に絞りましょう。
筋肉量が少ない
あまり食べていないのに体が緩んで悩んでいませんか?お尻が下がって下腹が出やすくなるのは、筋肉量が少ないことが原因です。
食べないから体力も筋力もつかずに摂取したカロリーがそのまま脂肪になっています。
特に30歳を過ぎて太りやすいのに痩せにくくなるのは、筋肉量が若い頃よりも落ちて代謝が悪くなっているからです。
「筋肉なんてつけたくない」と感じる人は多いですが、筋肉をつけた方が見た目が一気に良くなるので体のラインを保つためにも筋トレは始めましょう。
綺麗な体を保つにはタンパク質をとって筋トレをして下さい。太もものたるみや服を着ていると痩せて見えるのに脱ぐとぷにぷにな女性は筋肉が少ない傾向にあります。痩せたいと感じる女性は今すぐにでも筋トレを始めて下さいね。
睡眠時間をしっかり取れていない
毎日が忙しく、睡眠時間をしっかり取れていない人は多いですよね。寝る前についついYouTubeを見てしまっていませんか?
睡眠不足はグレリンというホルモンが増えることで食欲を増進させてしまいます。
もちろん夜の時間が長くなるということは、お腹が減ることにも繋がりますし、成長ホルモン低下で睡眠時の消費カロリーも減ってしまうのです。
【消費カロリー<摂取カロリー】
体脂肪が減らない原因のほとんどは食べ過ぎが関係しています。睡眠不足でホルモンバランスが崩れ、食べ過ぎてしまい気付かないうちに食べ過ぎの習慣になるのです。
睡眠不足になると日中のパフォーマンスも悪くなりストレスも溜まってしまうでしょう。
体脂肪が減らないと悩んでいるならまず最初にしっかりとした睡眠を取ることが大切になります。睡眠時間をしっかり取るだけで痩せたという人は少なくありませんよ。
食事や運動、生活習慣の見直しポイント
体脂肪を落とすためにがむしゃらに食事制限をしたり筋トレをするのではなく、体脂肪を落とすために正しい食事や運動、生活習慣の見直しポイントを意識しましょう。
痩せるには食事と運動が大切ですが、食事が8割を占めるとも言われています。ただ食事で痩せるには習慣化が難しいです。
食事だけでなく、運動や生活習慣の見直しのポイントをしっかり見つめて痩せた体を手に入れましょう。
食事
体重を落とそうと食事の量を減らそうとしていませんか?
【消費カロリー>摂取カロリー】
消費カロリーの方が摂取カロリーを上回れば体脂肪は落ちていきます。ただバランスの良い食事を意識しないと見た目は絞れません。
エネルギーとなる炭水化物を摂りすぎると脂肪がつきやすい体になってしまいます。バランスの偏った食事を続けるとレプチンのコントロールが効きません。
満腹であることを脳に伝えて食欲を抑える働きをするレプチンというホルモンは、食べ過ぎることに慣れると、その働きが乱れて満腹感を得られなくなってしまいます。
バランスの取れた食事はもちろん、1日3食を守って空腹時間を無くしましょう。また満腹感を得られない人の多くは携帯を見ながらご飯を食べたり早食いの傾向があります。
「ながら食べ」は満腹中枢を刺激しないので必要以上に摂取してしまうのです。
「箸置きダイエット」のように一回一回咀嚼する回数を増やすことで、食べ過ぎを防げれば自然と痩せていきますよ。
運動の強度を高める
体脂肪を落としながら筋肉をつけたいなら正しい体脂肪の落とし方を理解しなければいけません。
体重を落とすためにランニングなどの有酸素運動から始める人は多いですが、20分以上続けることで脂肪燃焼効果が出ます。
またスピードは早めよりもややゆっくりくらいの方が脂肪の燃焼が早まるので、ランニングする時には意識しましょう。また有酸素運動をする前に強度の高い筋トレをした後に有酸素運動を始めると効率が良くなります。
筋トレもただがむしゃらにトレーニングをするのではなく、10回×3セットを基準に全身の筋肉を鍛えましょう。
体脂肪を減らすために有酸素運動だけでなく、無酸素運動を増やすことで筋肉をつけて体を絞れるといいですね。
生活習慣
生活習慣を整えることが体脂肪を落とす1番有効なアプローチです。
朝早く起きてランニングをしたり夜遅くまで起きずに早めに寝ることで日中のパフォーマンスが一気に上がります。
「仕事で忙しい」
「運動はちょっと」
何も取り入れないと歳を重ねるごとに代謝が落ちるので必ず太ってしまいます。夜早めに寝るようにしたり、毎日20分走るだけでも全く違うので生活習慣を改善して下さい。
シャワーだけの人はお風呂に入れば疲労感が無くなり、夜にぐっすり寝れるので睡眠の質が良くなります。
睡眠の質が悪いとホルモンバランスが崩れてしまい、効率よく痩せることが難しくなるので睡眠や運動など1日の中で改善できるところを探しましょう。
何気なくコンビニに行ったり近くでも車を使ったり、寝る前のYouTubeなど無意識に脂肪を増やしがちな行動は数多くありますよ。
さいごに
筋トレや食事制限を行うときに失敗してしまいがちなのが、一気に頑張ろうとして習慣化に結びつかないことです。
一気に痩せようとして過度な食事制限をしても人間には恒常性(ホメオスタシス)という性質があるので、また満腹感を求めて食べ過ぎてしまいます。
体脂肪を落とすためのダイエットや筋トレは徐々に増やしていくのがオススメです。
雨の日で気が乗らない時も5分だけ自宅で筋トレしたり、お腹が空いても腹8分目にしたりする小さな努力が体脂肪を落とす最大のポイントと言えるでしょう。
体脂肪が減らない原因は1つではありません。食事や運動、生活習慣のポイントを見つめ直して痩せた素敵な姿を手に入れて下さいね。